接続活用語かつようごの連体形れんたいけい、助詞じょしに付つく。
*断定だんていの助動詞じょどうし「なり」の連用形れんようけい「に」に補助動詞ほじょどうし「候さうらふ」が付ついた「にさうらふ」が変化へんかしたもの。丁寧ていねいな断定だんていの意いを表あらわす。
ただ一身いっしんの嘆なげきと存ぞんずる候ぞうら(ろ)ざうらふう。
まったく私わたしの身みにとっての嘆なげきと思おもっております。「忠度ただのりの都落みやこおち1:落人おちゅうど(平家物語へいけものがたり)」:25