たつ［立つ］

動詞どうし［自タ四］

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1: 立たつ。

• 月つきのおぼろなるに、小ちいちひさき童わらわわらはを先さきに立たてて人ひと立たてり。

  ぼんやりした月つきの光ひかりの中なかに、小ちいさい童女どうじょを先さきに立たたせて、人ひとが立たっている。「狩かりの使つかい１：おぼろ月づき（伊勢いせ物語ものがたり）」:18

• 三位さんみうしろを遥はるかに見みおくッてたたれたれば、

  三位さんみがその後うしろ姿すがたを遠とおくなるまで見送みおくって立たっていらっしゃると、「忠度ただのりの都落みやこおち２：故郷こきょうの花はな（平家物語へいけものがたり）」:13

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2: 出でる。現あらわれる。起おこる。

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3: 出発しゅっぱつする。

• 今いまはとてうッたたれける時とき、是これをとッてもたれたりしが、

  「今いまは（都落みやこおちをしよう）」ということで出発しゅっぱつなさった時とき、これを取とってお持もちになっていたのだが、「忠度ただのりの都落みやこおち１：落人おちゅうど（平家物語へいけものがたり）」:34

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4: 地位ちいに就つく。

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動詞どうし［他タ下二］

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1: 立たてる。

• 月つきのおぼろなるに、小ちいちひさき童わらわわらはを先さきに立たてて人ひと立たてり。

  ぼんやりした月つきの光ひかりの中なかに、小ちいさい童女どうじょを先さきに立たたせて、人ひとが立たっている。「狩かりの使つかい１：おぼろ月づき（伊勢いせ物語ものがたり）」:18

• 一寸法師いっすんぼうしいっすんぼふしは、姫君ひめぎみを先さきに立たててぞ出いでにけり。

  一寸法師いっすんぼうしは、姫君ひめぎみを先さきに立たたせて（後あとに付ついて）出でて行いってしまった。「一寸法師いっすんぼうし３：姫君ひめぎみ」:26

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2: 広ひろく知しらせる。現あらわす。

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3: 地位ちいに就つかせる。