わが人ひとをやるべきにしあらねば、
自分じぶんの方ほうから使つかいの者ものを送おくるわけにはいかないので、「狩かりの使つかい2:夢ゆめうつつ(伊勢いせ物語ものがたり)」:2
とよみてやりて、狩かりに出いでぬ。
と詠よんで女おんなのもとに送おくって、狩かりに出でかけた。「狩かりの使つかい2:夢ゆめうつつ(伊勢いせ物語ものがたり)」:10