*副詞ふくし「いかに」+係助詞けいじょし「も」。
極楽浄土ごくらくじょうどごくらくじゃうどの戌亥いぬいいぬゐの、いかにも暗くらき所ところへ、やようやよう逃にげにけり。
極楽浄土ごくらくじょうどの北西ほくせいの、たいそう暗くらい所ところへ、やっとのことで逃にげて行いってしまった。「一寸法師いっすんぼうし4:鬼おにが島しま」:20
いかにもうまさそうなる飯めし、いづずくともなく出いでにけり。
とても美味おいしそうなご飯はんがどこからともなく現あらわれたのだった。「一寸法師いっすんぼうし4:鬼おにが島しま」:25