折節おりふしをりふし、風荒かぜあらくして、興きょうがる島しまへぞ着つけにける。
ちょうどその時とき、風かぜが荒あらくて、風変ふうがわりな島しまに(舟ふねを)着つけてしまった。「一寸法師いっすんぼうし4:鬼おにが島しま」:5