とも

接続助詞せつぞくじょし

接続動詞どうし型がた・形容動詞けいようどうし型がた活用語かつようごの終止形しゅうしけい（中世ちゅうせい以降いこうは連体形れんたいけいにも）、形容詞けいようし型がた活用語かつようご・助動詞じょどうし「ず」の未然形みぜんけいに付つく。

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1: 〈逆接ぎゃくせつ仮定かてい条件じょうけん〉もし…ても。たとえ…としても。

• 門かどを開ひらかれずとも、此このきはわまで立たち寄よらせ給たまへえ」と宣のたまへえば、

  門もんをお開あけにならなくても、このあたりまでおいでになってください」とおっしゃると、「忠度ただのりの都落みやこおち１：落人おちゅうど（平家物語へいけものがたり）」:10

• 一首いっしゅなりとも御恩ごおんをかこうぶらろうど存ぞんじて候そうらさうらひいしに、

  一首いっしゅ（だけ）であっても（自分じぶんの歌うたを入いれていただいて）恩恵おんけいにあずかろうと思おもっておりましたが、「忠度ただのりの都落みやこおち１：落人おちゅうど（平家物語へいけものがたり）」:23

• 一首いっしゅなりとも御恩ごおんを蒙こうぶかうぶッて、

  一首いっしゅ（だけ）であっても恩恵おんけいにあずかって、「忠度ただのりの都落みやこおち１：落人おちゅうど（平家物語へいけものがたり）」:29