やがて十月と申すに、いつくしき男子をまうけけり。
そして十ヶ月と申します時に、美しい男の子を授かった。「一寸法師1:旅立ち」:7
やがてその名を一寸法師とぞ名づけられたり。
(夫婦は)そのままその名を一寸法師と名付けなさった。「一寸法師1:旅立ち」:9
やがて世の乱れ出できて、其沙汰なく候ふ条、
すぐに世の争乱が起こって、その(撰集の)御命令がありませんことは、「忠度都落1:落人(平家物語)」:24
やがて一寸法師、このよし承り、
すぐに一寸法師はこのことを聞き知って、「一寸法師1:旅立ち」:19