接続形容詞けいようし、形容動詞けいようどうし型がた活用語かつようごの連用形れんようけい、係助詞けいじょし等などに付つく。
いづずくともなく、鬼おに二人ふたり来きたりて、
どこからともなく、鬼おにが二人ふたりやってきて、「一寸法師いっすんぼうし4:鬼おにが島しま」:11
いかにもうまさそうなる飯めし、いづずくともなく出いでにけり。
とても美味おいしそうなご飯はんがどこからともなく現あらわれたのだった。「一寸法師いっすんぼうし4:鬼おにが島しま」:25
父母ちちははをも呼よび参まいまゐらせ、もてなしかしづずき給たま(も)たまふうこと、世よの常つねにてはなかりけり。
(少将しょうしょうとなった一寸法師いっすんぼうしが)父母ふぼをも呼よび寄よせ申もうし上あげて、もてなし、大切たいせつに世話せわをなさることは、人並ひとなみ以上いじょうであった。「一寸法師いっすんぼうし5:帰京ききょう」:12