宰相殿さいしょうどのさいしゃうどのは聞きこしめし、おもしろき声こえこゑと聞きき、
宰相さいしょう殿どのはそれをお聞ききになって、おもしろい声こえだと聞きいて、「一寸法師いっすんぼうし2:上京じょうきょう」:6
このこと隠かくれなければ、内裏だいりに聞きこしめされて、
このことが世間せけんに広ひろまったので、天皇てんのうがお聞ききになって、「一寸法師いっすんぼうし5:帰京ききょう」:2
宰相殿さいしょうどのさいしゃうどの聞きこしめし、喜よろこび給たまひいける。
宰相さいしょう殿どのは(このことを)お聞ききになり、お喜よろこびになった。「一寸法師いっすんぼうし5:帰京ききょう」:16