親おやの言ことなりければ、いとねむごろにいたはわりけり。
(斎宮さいぐうは、)親おやの言いうことだったので、大変たいへん心こころをこめて世話せわをした。「狩かりの使つかい1:おぼろ月づき(伊勢いせ物語ものがたり)」:5
言ことの心こころを、男文字おとこもじをとこもじに様さまを書かき出いだして、
言葉ことばの意味いみを、漢字かんじでその様子ようすを書かき表あらわして、「二十日はつかの夜よの月つき(土佐日記とさにっき)」:16
唐土もろこしとこの国くにとは、言こと異ことなるものなれど、
唐とうの国くにとこの国くにとは、言葉ことばは違ちがっているが、「二十日はつかの夜よの月つき(土佐日記とさにっき)」:20