*終助詞しゅうじょし「そ」とともに「な…そ」の形かたちで使つかわれることが多おおい。
「や、な起おこしたてまつりそ。幼おさなをさなき人ひとひとは寝ね入いり給たまひいにけり」
「や、お起おこしするな。幼おさない人ひとはぐっすり寝入ねいってしまわれた」「ちごの空寝そらね(宇治拾遺物語うじしゅういものがたり)」:12
足駄あしだの下したより、「人ひとな踏ふませ給たまひいそ」と申もうまうす。
足駄あしだの下したから、「人ひとをお踏ふみにならないでください」と申もうし上あげる(声こえがする)。「一寸法師いっすんぼうし2:上京じょうきょう」:14