薩摩守馬より下り、みづから高らかに宣ひけるは、
薩摩守は馬から下り、自分で大きな声でおっしゃったことは、「忠度都落1:落人(平家物語)」:7
門を開かれずとも、此きはまで立ち寄らせ給へ」と宣へば、
門をお開けにならなくても、このあたりまでおいでになってください」とおっしゃると、「忠度都落1:落人(平家物語)」:10
薩摩守宣ひけるは、
薩摩守がおっしゃったことは、「忠度都落1:落人(平家物語)」:14
感涙おさへがたう候へ」と宣へば、
感動の涙を抑えることが難しいのです」とおっしゃると、「忠度都落2:故郷の花(平家物語)」:7