げには心こころの色いろなく情なさけおくれ、
本当ほんとうのところは心こころの優やさしさがなく、人情にんじょうが乏とぼしく、「吾妻人あずまびとと都人みやこびと(徒然草つれづれぐさ)」:16
幼おさなをさなき時ときより、父母ちちははにおくれ給たまひい、
(おばあさんは)幼おさない時ときから、父母ふぼに先立さきだたれなさって、「一寸法師いっすんぼうし5:帰京ききょう」:9