「前途程遠せんどほどとおせんどほどとほし、思おもひおもいを雁山がんざんの夕ゆうべゆふべの雲くもに馳はす」と、
「これから行いく道みちは遠とおい。思おもいを(遥はるか彼方かなたの)雁山がんざんにかかる夕暮ゆうぐれ時どきの雲くもに差さし向むける」と、「忠度ただのりの都落みやこおち2:故郷こきょうの花はな(平家物語へいけものがたり)」:15
一寸法師いっすんぼうしいっすんぼふし、姫君ひめぎみを見み奉たてまつりしより思おもひいとなり、
一寸法師いっすんぼうしは姫君ひめぎみを拝見はいけんした時ときから恋心こいごころを持もつようになり、「一寸法師いっすんぼうし3:姫君ひめぎみ」:5