「別の子細候はず。
「特別の事情はありません。「忠度都落1:落人(平家物語)」:8
疎略を存ぜずといへども、常に参り寄る事も候はず。
(あなた様のことを)疎かに考えていたわけではないのですが、いつもこちらへ伺うということもございませんでした。「忠度都落1:落人(平家物語)」:18
是に候ふ巻物のうちに、
ここにあります巻物の中に、「忠度都落1:落人(平家物語)」:27
さりぬべきもの候はば、
もし(勅撰和歌集に入れるのに)適当な歌がありますならば、「忠度都落1:落人(平家物語)」:28
浮世に思ひおく事候はず。さらば暇申して」とて、
この俗世に思い残すことはございません。それでは、お別れを申し上げて」と言って、「忠度都落2:故郷の花(平家物語)」:10