撰集せんじゅうせんじふのあるべき由よし承うけたまわうけたまはり候そうらさうらひいしかば、
(勅撰ちょくせん和歌わか集しゅうの)撰集せんじゅうがある予定よていだということを伺うかがいましたので、「忠度ただのりの都落みやこおち1:落人おちゅうど(平家物語へいけものがたり)」:21
やがて一寸法師いっすんぼうしいっすんぼふし、このよし承うけたまわうけたまはり、
すぐに一寸法師いっすんぼうしはこのことを聞きき知しって、「一寸法師いっすんぼうし1:旅立たびだち」:19
かたかたによりて、寝ねたるよしにて、出いで来くるを待まちけるに、
隅すみの方ほうに寄よって、寝ねたふりをして、できるのを待まっていたところ、「ちごの空寝そらね(宇治拾遺物語うじしゅういものがたり)」:6