なべて心こころ柔やわらやはらかに情なさけある故ゆえゆゑに、
(都みやこの人ひとは)総そうじて柔和にゅうわで優やさしい気持きもちがあるために、「吾妻人あずまびとと都人みやこびと(徒然草つれづれぐさ)」:9
何いずいづれが何いずいづれやら心こころに落付おちつきて弁わきまへえぬことゆゑえ、
どれがどれなのかしっかりとは判別はんべつできていないことであるため、「翻訳ほんやく苦心談くしんだん1:読よみはじめ(蘭学らんがく事始ことはじめ)」:12