接続活用語の未然形に付く。
あの一寸法師めを何方へもやらばやと思ひけると申せば、
あの一寸法師の奴をどこへでもやりたいと思ったと(だれかに)申しましたところ、「一寸法師1:旅立ち」:18
親にもかやうに思はるるも口惜しき次第かな、何方へも行かばやと思ひ、
親にまでこのように思われるのも残念な状況だなあ、どこへでも出て行こうと思い、「一寸法師1:旅立ち」:20
都へ上らばやと思ひしが、
都へ上ろうと思ったが、「一寸法師1:旅立ち」:24
出でて見ばやとおぼしめし、
外に出てみようとお思いになり、「一寸法師2:上京」:12
わが女房にせばやと思ひ、
自分の妻にしようと思い、「一寸法師3:姫君」:7
難波の浦へ行かばやとて、
難波の海辺へ行こうと思って、「一寸法師4:鬼が島」:3