接続活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。
俊成卿、「さる事あるらん。其人ならば苦しかるまじ。
俊成卿は「それ相応のわけがあるのだろう。その人ならばさしつかえないだろう。「忠度都落1:落人(平家物語)」:11
ゆめゆめ疎略を存ずまじう候ふ。
決していい加減には考えないつもりです。「忠度都落2:故郷の花(平家物語)」:3
かの国人、聞き知るまじく思ほえたれども、
その国の人は、これを聞いても理解することができないだろうと思われたが、「二十日の夜の月(土佐日記)」:15