接続活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。
この児、定めておどろかさんずらんと待ちゐたるに、
この稚児は、きっと自分を起こそうとするだろうと思って待っていたところ、「ちごの空寝(宇治拾遺物語)」:8
聖、「それはさこそおぼすらめども、
上人は、「あなたはそのようにお思いになっているでしょうが、「吾妻人と都人(徒然草)」:6
俊成卿、「さる事あるらん。其人ならば苦しかるまじ。
俊成卿は「それ相応のわけがあるのだろう。その人ならばさしつかえないだろう。「忠度都落1:落人(平家物語)」:11
世しづまり候ひなば、勅撰の御沙汰候はんずらむ。
世の中が平穏になりましたら、きっと勅撰の御命令があるでしょう。「忠度都落1:落人(平家物語)」:26