ただ一身の嘆きと存ずる候ふ。
まったく私の身にとっての嘆きと思っております。「忠度都落1:落人(平家物語)」:25
ただ者にてはあらざれ、ただ化物風情にてこそ候へ、
(この子は)普通の人間ではない、まさに化け物のような者ですよ、「一寸法師1:旅立ち」:13
姫君はただ夢の心地して、あきれはててぞおはしける。
姫君はまさに夢を見ているような気がして、茫然としていらっしゃった。「一寸法師3:姫君」:22
ただ地獄に乱こそ出で来たれ。ただ逃げよ」と言ふままに、
きっと地獄に騒動が起こったのだ。ともかく逃げろ」と言うやいなや、「一寸法師4:鬼が島」:18
ただ地獄
きっと地獄