接続活用語の已然形に付く。
つとめて、いぶかしけれど、
翌朝、(男は)はっきりしなくて気がかりだけれど、「狩の使2:夢うつつ(伊勢物語)」:1
野に歩けど、心はそらにて、
野原をあちこち狩をしてまわるが、心はうわのそらで、「狩の使2:夢うつつ(伊勢物語)」:11
男も人しれず血の涙を流せど、えあはず。
男もひそかに辛い涙を流して悲しむが、どうしても逢うことができない。「狩の使2:夢うつつ(伊勢物語)」:17
唐土とこの国とは、言異なるものなれど、
唐の国とこの国とは、言葉は違っているが、「二十日の夜の月(土佐日記)」:20
都にて山の端に見し月なれど
都では山の上に見た月だが、「二十日の夜の月(土佐日記)」:24
吾妻人は、我が方なれど、
東国の人は、私と同郷だが、「吾妻人と都人(徒然草)」:15
かくていづかたへも行くべきならねど、
こうしてどちらへも行くことができるわけでもないけれども、「一寸法師4:鬼が島」:2
かち人
徒歩
偽
嘘