接続体言、活用語の連体形に付く。
その盃の皿に続松の炭して、
その盃の台皿に、たいまつの燃え残りの炭で、「狩の使2:夢うつつ(伊勢物語)」:23
接続形容詞・形容動詞型活用語の連用形、助動詞「ず」の連用形に付く。
彷彿として、長き春の一日には明らめられず、
意味がぼんやりしていて、長い春の一日では解明できず、「翻訳苦心談1:読みはじめ(蘭学事始)」:15
人は見えずして、おもしろき声にて呼ばはる、
人(の姿)は見えなくて、おもしろい声で叫んでいる、「一寸法師2:上京」:11
折節、風荒くして、興がる島へぞ着けにける。
ちょうどその時、風が荒くて、風変わりな島に(舟を)着けてしまった。「一寸法師4:鬼が島」:5