*名詞「彼」+格助詞「の」。
かの伊勢の斎宮なりける人の親、
その伊勢の斎宮だった人の親が、「狩の使1:おぼろ月(伊勢物語)」:3
船に乗るべき所にて、かの国人、馬のはなむけし、
船に乗る予定の場所で、その国の人が、送別の宴会を開き、「二十日の夜の月(土佐日記)」:5
かの国人、聞き知るまじく思ほえたれども、
その国の人は、これを聞いても理解することができないだろうと思われたが、「二十日の夜の月(土佐日記)」:15
彼巻物のうちに、
(忠度から託された)その巻物の中に「忠度都落2:故郷の花(平家物語)」:21
かやうに風悪く吹きて、かの島へぞ吹き上げける。
このように風が悪く吹いて、その島へ舟を吹き上げてしまったのだった。「一寸法師4:鬼が島」:7
兎
兎
小鮒
小鮒