一
兎追ひしかの山、
小鮒釣りしかの川、
夢は今もめぐりて、
忘れがたき故郷。
二
如何にいます父母、
恙なしや友がき、
雨に風につけても、
思ひいづる故郷。
三
こころざしをはたして、
いつの日にか帰らん、
山はあをき故郷、
水は清き故郷。
一
兎を追いかけたあの山、小鮒を釣ったあの川、
夢は今もあちらこちらを巡り、
忘れられない故郷。
二
どうしていらっしゃるだろうか父母は、
無事で暮らしているだろうか友だちは、
雨につけても風につけても、
思い出す故郷。
三
心に決めて目指していることを実現して、
いつかきっと帰ろう、
山は青々とした故郷、
水は清らかな故郷。