接続体言、活用語(主に終止形)、副詞、助詞などに付く。
*原則として連体形で結ぶ(係り結びの法則)。
君や来しわれやゆきけむおもほえず
あなたが来たのでしょうか、私が行ったのでしょうか、わかりません「狩の使2:夢うつつ(伊勢物語)」:5
かうやうなるを見てや、
このような情景を見てだろうか、「二十日の夜の月(土佐日記)」:3
飽かずやありけむ、二十日の夜の月出づるまでぞありける。
名残惜しかったのだろうか、二十日の夜の月が出るまで宴会は続いた。「二十日の夜の月(土佐日記)」:7
心をや聞き得たりけむ、
意味を聞き知ることができたのだろうか、「二十日の夜の月(土佐日記)」:18
人の心も同じことにやあらむ。
人の心も同じことなのだろうか。「二十日の夜の月(土佐日記)」:22
聖教の細やかなる理いと弁へずもやと思ひしに、
仏の教えの詳細な理論はあまりわかっていないのではないかと思っていましたが、「吾妻人と都人(徒然草)」:22
薩摩守忠度は、いづくよりや帰られたりけん、
薩摩守忠度は、どこから戻ってこられたのだろうか、「忠度都落1:落人(平家物語)」:1
とやせんかくやせんと
ああしようかこうしようかと「一寸法師4:鬼が島」:8
恙
無事
接続種々
かや
このような者
御
(姫君