二十日の夜の月出でにけり。
二十日の夜の月が出てしまった。「二十日の夜の月(土佐日記)」:1
飽かずやありけむ、二十日の夜の月出づるまでぞありける。
名残惜しかったのだろうか、二十日の夜の月が出るまで宴会は続いた。「二十日の夜の月(土佐日記)」:7
その月は海よりぞ出でける。
その月は海から出た。「二十日の夜の月(土佐日記)」:8
青海原ふりさけみれば春日なる三笠の山に出でし月かも
青い広い海をはるかに見渡すと、春日にある三笠山からのぼった月が見えることだよ「二十日の夜の月(土佐日記)」:13
波より出でて波にこそ入れ
ここでは波からのぼって波に沈むことだよ「二十日の夜の月(土佐日記)」:25
出でて見ばやとおぼしめし、
外に出てみようとお思いになり、「一寸法師2:上京」:12
口より呑み候へば、目の中より出でにけり。
口から飲みますと、(一寸法師は)目の中から出てきてしまった。「一寸法師4:鬼が島」:14
鬼
鬼
一寸法師
一寸法師
いかにもうまさ
とても美味
とよみてやりて、狩
と詠
一寸法師
一寸法師
君
主上
闇
(姫君