BUNGO-bun GO! テキスト一覧 参考資料
  • 表示しない
  • 旧仮名遣い
  • 新仮名遣い
  • まうす[申す]

    動詞どうし[他サ四]


    1: もうげる。」の謙譲語けんじょうご
    2: ねがもうげる。ねが」の謙譲語けんじょうご
    3: してさしあげる。「す」の謙譲語けんじょうご
    4: もうします。ふ」の丁寧語ていねいご
    • 四十一しじゅういちしじふいちもうまうにただならずなりぬれば、おほぢおじよろこかぎりなし。

      四十一歳よんじゅういっさいもうしますのに(懐妊かいにんして)普通ふつうでない状態じょうたいになったので、おじいさんのよろこびようはこのうえない。一寸法師いっすんぼうし1:旅立たびだち」:6

    • やがて十月とつきもうまうに、いつくしき男子おのこをのこうけけり。

      そして十ヶ月じっかげつもうしますときに、うつくしいおとこさずかった。一寸法師いっすんぼうし1:旅立たびだち」:7

    • あの一寸法師いっすんぼうしいっすんぼふしめを何方いずかたいづかたへもやらばやとおもけるともうまうば、

      あの一寸法師いっすんぼうしやつをどこへでもやりたいとおもったと(だれかに)もうしましたところ、一寸法師いっすんぼうし1:旅立たびだち」:18

    • 一人ひとり打出うちで小槌こづちち、いま一人ひとりもうまううは、

      一人ひとり打出うちで小槌こづちち、もう一人ひとりもうしますことには、一寸法師いっすんぼうし4:おにしま」:12

    • みて、あの女房にようぼうにょうばうそうらさうらん」ともうまう

      「(一寸法師いっすんぼうしを)んで、あの女性じょせいうばりましょう」ともうします。一寸法師いっすんぼうし4:おにしま」:13

    • おにもうまううは、「これは曲者くせものかな。くちをふさげば、よりる」。

      おにうことには、「これはあやしいやつだよ。くちをふさぐと、からてくる」(とう)。一寸法師いっすんぼうし4:おにしま」:15

    • これにぎたることはよもあらじとぞもうまうはべりける。

      これ以上いじょうのことはまさかないだろうと、(人々ひとびとは)もうしましたそうです。一寸法師いっすんぼうし5:帰京ききょう」:21