取りて見れば、
手に取って見ると、「狩の使2:夢うつつ(伊勢物語)」:20
かうやうなるを見てや、
このような情景を見てだろうか、「二十日の夜の月(土佐日記)」:3
これを見てぞ、仲麻呂の主、
これを見て、仲麻呂様は、「二十日の夜の月(土佐日記)」:9
都にて山の端に見し月なれど
都では山の上に見た月だが、「二十日の夜の月(土佐日記)」:24
己れは都に久しく住みて馴れて見侍るに、
私は都に長い間住んで、住み慣れて見ていますと、「吾妻人と都人(徒然草)」:7
五条の三位俊成卿の宿所におはして見給へば、
五条の三位俊成卿の住居においでになってご覧になると、「忠度都落1:落人(平家物語)」:3
三位是をあけて見て、
三位はこれを開けて見て、「忠度都落2:故郷の花(平家物語)」:1
そこもとに乗り捨てて、都に上り、ここやかしこと見る程に、
そこに舟を乗り捨てて、都に上り、あちらこちらを見物すると、「一寸法師2:上京」:2
出でて見ばやとおぼしめし、
外に出てみようとお思いになり、「一寸法師2:上京」:12
不思議に思ひて見れば、一興なる者にてありけり。
不思議に思って見ると、風変わりな者(がいるの)であった。「一寸法師2:上京」:15
一寸法師、姫君を見奉りしより思ひとなり、
一寸法師は姫君を拝見した時から恋心を持つようになり、「一寸法師3:姫君」:5
舟より上がり見れば、人住むとも見えざりけり。
舟から上がってみると、人が住んでいるとも見えなかった。「一寸法師4:鬼が島」:6
さて、一寸法師
さて、一寸法師